コンパクトSUVで、街中でもアウトドアでも活躍できる相棒を探しているなら、トヨタカローラクロス』とマツダCX-30』は選択肢に入ってくるだろう。どちらもハイブリッドシステムを搭載し、環境性能と走りの楽しさを両立している。

価格やボディサイズが似ているこの2台だが、カローラクロスはトヨタ伝統のハイブリッドシステムを搭載しているのに対し、CX-30はマイルドハイブリッドだ。スペックの数値からキャラクターの違いを見ていこう。

◆外寸比較

カローラクロス
全長:4490mm
全幅:1825mm
全高:1620mm
ホイールベース:2640mm
最小旋回半径:5.2m

CX-30
全長:4395mm
全幅:1795mm
全高:1540mm
ホイールベース:2655mm
最小旋回半径:5.3m

カローラクロスは全長と全幅でCX-30より大きく、存在感が強い一方、CX-30は全高が低く、スポーティで洗練された印象を与える。ホイールベース、最小旋回半径と共に両車ともあまり違いはないだろう。

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◆エンジンスペック

カローラクロス
原動機型式:2ZR-FXE
種類:直列4気筒
総排気量:1797cc
エンジン最高出力:72kW(98PS)/5200rpm
エンジン最大トルク:142Nm(14.5kgfm)/3600rpm
モーター最高出力:70kW(95PS)
モーター最大トルク:185Nm(18.9kgfm)

CX-30
原動機型式:PE-VPS
種類:水冷直列4気筒16バルブDOHC
総排気量:1997cc
エンジン最高出力:115kW(156PS)/6000rpm
エンジン最大トルク:199Nm(20.3kgfm)/4000rpm
モーター最高出力:5.1kW(6.9PS)/1800rpm
モーター最大トルク:49Nm(5.0kgfm)/100rpm

カローラクロスはモーターの出力が高く、電動走行時のトルクに優れる一方、CX-30はエンジンの排気量が大きく、高回転域でのパワーが強み。CX-30はモーター補助が控えめだが、総合的なエンジン性能で力強い加速を実現してくれるだろう。

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トヨタ・カローラクロス

◆燃費

カローラクロス
WLTCモード:26.4km/L
市街地モード:26.1km/L

CX-30
WLTCモード:16.2km/L
市街地モード:12.7km/L

カローラクロスはハイブリッドシステムの強みを活かし、WLTCモードで26.4km/Lと優れた燃費を実現。特に市街地でも効率が高い。一方、CX-30は16.2km/Lとエンジンのパワーを考慮すれば悪くないが、燃費面ではカローラクロスが圧倒的に有利である。

マツダ CX-30

◆価格

カローラクロス
276万0000円~

CX-30
275万9900円~

カローラクロスとCX-30の価格はほぼ同じで、僅差ながらも、装備を考えればカローラクロスがコストパフォーマンスでリードだろう。

カローラクロスとCX-30は、コンパクトSUVとしてそれぞれ異なる魅力を持つ。カローラクロスはトヨタのハイブリッド技術を搭載し、優れた燃費性能と高トルクで街中でもアウトドアでも扱いやすい存在。反対にCX-30は、洗練されたデザインと内装が特徴で、乗る人に特別な体験を提供してくれる。価格もほぼ同等なので、自分のスタイルに合った一台を選ぶ楽しみが広がる。どちらも魅力的な相棒となるだろう。

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