79年前の被爆体験や戦争体験を次の世代に知ってもらえればと、諫早市が16日から体験者の証言をインターネットで公開しています。
You Tubeの公式チャンネルで公開している戦争・被爆体験の証言映像です。
収録は2023年に行われ、被爆者や戦争を体験した80歳から100歳の10人が、訪ねてきた高校生に当時のできごとを語っています。
梅林ミツヨさん(100)
「戦争中は楽しいことは無かった。防空壕に走り走りした」「長崎のその時の状態ですね、夕焼けのようになってしまって、いまだに頭から離れません」
10人はこれまでも「手記」で体験を残していましたが、市は、より視覚的に世界中の人や若い世代に伝えようと「動画」を制作しました。
高校生
「私たち若者が被爆者の話や戦争を体験した話を聞くだけじゃなく、その思いひとつひとつ、感情ひとつひとつを受け継いで次世代につなげていけるように継承活動、そして平和な未来をどのように作っていけばいいか、という話し合いをすることが平和な世界を実現するための準備になると考えた」
諫早市は平和教育で役立ててほしいと市内の図書館でDVDの貸し出しも行っています。
被爆80年に向けて、さらなる映像の活用方法も考えたいとしています。
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