学区内に海岸がある酒田市の小学校で、流れ着く海洋ごみについて学ぶ授業が行われた。流れ着くごみの多さを知った子どもたちは、あらためてふるさとの海をきれいに守っていこうと思ったようだ。

これは酒田市の浜中小学校が酒田海上保安部と一緒に行っている名物授業で、今年で23回目を迎える。
11日、4年生の教室で海上保安部の職員が先生になり、“世界では毎年、ジャンボ機5万機分にあたる800万トンもの海洋ごみが出ていること”などを、図を使ってわかりやすく説明していった。

また、5ミリ以下のプラスチックごみ、いわゆる「マイクロプラスチック」を砂の中から見つける実験も行われ、子どもたちは大きめな段階でごみを取り除いていく大切さを学んでいた。

(授業の様子)
「まずは捨てないことが大事だが、大きくて見えているものを着実に拾って捨てていく小さなことが、海のマイクロプラスチックを減らすことになる」

(児童)
「全然見つけられなかった。(Q.海でごみを見つけたらどうする?)ごみを拾ってビニール袋に入れて捨てたい」

「ポイ捨てをしないことと、自転車などで走っている時にごみが落ちないように気をつけたい」

子どもたちは13日、海上保安部の職員と一緒に、海岸で漂着ごみの調査を行うという。

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