秋田県湯沢市の中学生が17日、赤ちゃんと触れ合った。抱っこしたりミルクをあげたり、大変さを感じながら子育てへの理解を深めた。

湯沢市の雄勝中学校を訪れたのは、生後5カ月から1歳までの赤ちゃんとお母さんたち。

17日は1年生の生徒23人が「保育士」になりきり、抱っこしたりミルクをあげたりと、赤ちゃんのお世話を体験した。

そして生徒たちは、赤ちゃんのかわいらしい仕草に笑顔を見せていた。

湯沢市で生まれた赤ちゃんの数は、2014年度は206人だったが、2023年度には83人まで減少した。

お母さんに悩みを聞くと「赤ちゃんが生活の中で一番。すごい眠いけど、夜中泣いたら授乳しないといけないし」という声が聞かれた。

同時に「子どもの笑顔を見るとすべて忘れて頑張れる」と育児の楽しさを伝えていた。

生徒は「首を支えるところを優しくしようと意識した」「赤ちゃんの気持ちは違うので大変だと思った。自分の親には『いつも育ててくれてありがとう』と思った」「大人になって育児をするときは、赤ちゃんの気持ちを考えて行動に移せるようにしたい」と話していた。

生徒にとって貴重なひととき、将来を考えるきっかけになったようだ。

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