太平洋戦争の終結から2024年で79年。秋田市で26日、戦没者の追悼式が行われ、参列者が平和への誓いを新たにしていた。
太平洋戦争や日中戦争で亡くなった人を追悼する秋田市の式典には、遺族や穂積市長など約350人が参列した。
式では遺族を代表して、祖父が1938年に中国で戦死した秋田市の足利毅さんが「日本国民は、この豊かさと繁栄が先の大戦にて日本の未来と家族の安寧を願って戦地へ赴き、帰らぬ人となった英霊の尊い犠牲の上にあることを決して忘れてはならない」と追悼の言葉を述べた。
太平洋戦争と日中戦争で、秋田県出身者3万4034人が犠牲となり、このうち秋田市では4457人が亡くなった。
また、日本で最後の空襲、終戦前夜1945年8月14日の「土崎空襲」では254人の尊い命が失われた。
海外ではロシアによるウクライナ侵攻など今も戦争が続く中、参列者は平和への誓いを新たにしていた。
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