北海道・登別市にある「登別マリンパークニクス」で、珍しいタツノオトシゴの出産シーンが撮影された。飼育員によると、出産するのは父親で、産むまで大事に育てる“イクメンぶり”が特徴だという。
タツノオトシゴの出産シーン
「登別マリンパークニクス」で撮影されたのは、貴重なタツノオトシゴの出産シーンだ。
この記事の画像(11枚)映像では親のお腹からどんどん赤ちゃんが出てきて、約130匹が生まれた。飼育員は「映像に収めるっていうのはなかなかない」と話す。
出産しているのは、実は「オス」だ。飼育員は「オスがメスから卵をもらって出産する種類。お父さんが育てて守っていく姿はとても“イクメン”だなと」と話す。
魚界の“イクメン”パパは、卵からかえった子供たちをそのままおなかの中で育て、外敵から守るという。
ただし、お父さんが“イクメン”なのはここまで。飼育員は「出産してからは育てるという行為はない。反射的に食べてしまうは、けっこうある」と説明する。
飼育員によると、メスからもらう卵は100~300個くらいで、そのうちおなかの中で3分の1が死んでしまい、出産後に生き残るのは飼育下でも3割だという。
(「イット!」 9月16日放送より)
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