再生可能エネルギーの効率的な運用を目指そうと、県内で初めて宮崎市に蓄電所が建設されることになりました。24日は、工事を前に地鎮祭が行われました。

地鎮祭には、宮崎市や蓄電所の開発・建設を行う日本蓄電などから約50人が出席し、工事の安全を祈って神事が行われました。

宮崎市広原に建設される蓄電所では、宮崎市の世帯数の3分の1、約6万3000世帯が4時間使用する量の電力を蓄えることができます。県内に蓄電所が建設されるのは初めてです。

国内の蓄電設備は、家庭用などの小規模な蓄電池のみ設置が可能でしたが、去年5月に電気事業法が改正されて以降、事業用の大規模な蓄電施設を作ることができるようになりました。これによって、家庭では蓄えきれなかった太陽光発電の余剰電力を蓄電することができるようになり、再生可能エネルギーの効率的な運用が期待されます。

(日本蓄電 小野健太郎社長)
「蓄電所が増えることで、太陽光などの再生エネルギーの発電所の導入・拡大がさらに増えていくと期待している。将来的には電気代の抑制や安定供給につなげていければ」

広原蓄電所の工事は10月1日から始まり、2026年6月に完成する予定です。

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