群馬・吉岡町で25日、飼われていた秋田犬が逃走し、捕獲に駆け回る警察官との攻防の様子が捉えられた。秋田犬は温和な性格であるものの警戒心が強いとあって、住宅街は一時騒然となったが、警察官の執念の捜索で、無事保護され、飼い主の元へ戻ることができた。
秋田犬の大逃走劇…警察官も困り顔
群馬・吉岡町で25日午前8時すぎに撮影されたのは、道路を駆ける一匹の犬。そして網を手に追いかける警察官との攻防の様子だ。
「イット!」の取材班は逃走した犬の捕獲までの緊迫の一部始終を捉えた。
取材班が犬について尋ねると、「うーん、走って逃げちゃうんだよねー」と警察官は困り顔。
この記事の画像(11枚)警察は住民から「近所で飼っている犬が逃げたようだ」との通報を受け、朝から多くの警察官が捜索活動を行っていた。
逃げた犬は秋田犬で、温和な性格であるものの、飼い主以外の人には警戒する傾向があるという。
そのため、住宅街は一時騒然となった。中には「怖いよね、いくらか」と少し怯える近隣住民もいた。
現場を目撃した住民は「南の方から北の方に走って行っていきました。で、パトカーが追いかけていった」と逃走劇の様子を語った。取材開始から約15分、現場に動きがあった。
「いたよ!いました!走っています」と叫ぶ取材班の先にいたのは、捜索中の秋田犬だ。しかし、警察官が必死に追いかけるも、犬を見失ってしまう。
その後も諦めることなく、警察官は住民の目撃情報などを元に捜索を続けた。
そうして午前8時30分ごろ、とある住宅前で警察官は足を止めた。見つめる先にいたのは、車と車の間に警戒気味に立っている秋田犬だった。
無事保護…飼い主と再会しリラックス
秋田犬は警戒をしている様子でこう着状態が続くかと思われた。
しかし、午前8時40分ごろ取材開始から約40分たってようやく、秋田犬の保護に成功した。その後、飼い主が訪れると秋田犬は甘える様子も見せていた。
一体なぜ、犬は逃げてしまったのか、その理由を飼い主に聞いてみると、「申し訳なかったです…ここのつなぎ目が外れちゃったみたいで、早朝だったので気づくのが遅くなっちゃって」と何らかの理由でつないでいた鎖が外れ、逃げてしまったという。幸い、けが人はいないという。
(「イット!」 9月26日放送より)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。