秋の全国交通安全運動は30日が最終日。秋田市のこども園では警察が寸劇や演奏を披露し、園児たちが楽しみながら交通安全を学んだ。
秋田市の白百合いずみこども園から出てきた3人の園児。交通安全教室を前に、近くの高齢者施設に向かった。施設を訪れた園児は、交通安全カードと反射材を手渡し、職員や利用者に交通安全を呼びかけた。
秋田中央警察署は、市内の幼稚園などで定期的に交通安全教室を開いている。30日の舞台は白百合いずみこども園で、園児約140人が参加した。
はじめに年長組の園児が、「右左見て、手をあげて渡ること」など、家族と考えた交通安全の約束を発表した。
続いて警察による寸劇が披露された。園児役の警察官は「歩くとき、手や足が動くじゃん。手首や足首に反射材をつけたら、車に早く気づいてもらえるようになるんだって」と話し、園児たちは寸劇を通して、道路を渡るときのポイントや反射材をつける場所を学んだ。
交通ルールの勉強を頑張った園児たちには、県警音楽隊から音楽の演奏がプレゼントされた。園児たちは演奏に合わせて踊ったり、楽器の音に負けないくらい大きな声で歌ったりして、楽しいひとときを過ごした。
園児は「踊るところが楽しかった。道路に飛び出ししないように教えてもらった」と笑顔を見せた。
反射材をどこにつけるか園児に聞いてみると「動くところ」と答え、家族には「一緒に気をつけようね」と伝えたいと話していた。
秋田中央警察署の藤井勝彦交通課長は「歌と踊り、寸劇もあって、目で直接見るのと話を聞きながら体に染みつけてほしい」と話した。
警察は、教室で学んだことを家族に伝えることで、家庭内で交通安全意識を高めてほしいとしている。
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