災害で停電したり調理道具がないときでも避難所で食料を確保する方法を自衛隊員から学ぶ特別授業が、9月30日に岩手県紫波町の高校で行われました。

特別授業には紫波総合高校の2年生と日詰小学校の5年生合わせて約150人が参加しました。

9月30日は災害で停電したという想定で、カセットコンロを使ってお湯を沸かしポリ袋で炊飯するなど避難所で食料を確保する方法を学びました。

さらに、孤立して電気も調理器具もないより過酷な状況の想定では、自衛隊員に教わりながら身近にあるもので炊飯する方法を体験しました。

空き缶で牛乳パックを燃やし、もうひとつの空き缶にコメと水を入れて加熱すると30分ほどでご飯が炊けました。

小学生
「もちもちしていておいしかった。災害時に生かしてやってみたい」

高校生
「災害で孤立しても大丈夫なように知識や技術を身に付けて生活したい」

参加者は訓練を経験し災害への備えについて改めて考えていたようでした。

東日本大震災や1月の能登半島地震では停電や集落の孤立が発生したことから、紫波総合高校の生徒たちは今後避難所を運営するシミュレーションを行いより実践的な災害への備えについて学ぶということです。

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