大阪市の水族館・海遊館で9月、ヒナを連れた母親ペンギンと“他人”のオスペンギンがけんかする姿がカメラにとらえられた。
飼育員は、ヒナに興味を示したオスに、母親が怒っていたのではと話している。
しかし、ヒナはするりと抜け出し、争いに巻き込まれないように遊んでいたという。
2匹のペンギンの大げんか!
大阪市港区の水族館・海遊館で9月25日、ペンギンたちが小競り合いを繰り広げる中、必死に逃げようとするペンギンのヒナがいた。
争っていたのは、2匹のジェンツーペンギンだという。
争いのワケについて、ペンギン担当の飼育員・森本大介さんは「『ちょっと子どもどんな様子か見せてよ』っていう感じ。母親は『近づきすぎですよ、あなた』って言って、怒っているんだと思います。相手はヒナにとても関心が強いオスペンギンだと思う。ただ単に一緒の水槽で暮らしている“他人”、関係のないおじさんペンギンですね」と話す。
わが子を守るため、母親ペンギンがちょっかいを出す“おじさんペンギン”を追い払おうと、くちばしを突き出し闘っていたのだ。
気まずい…コッソリ抜け出す賢いヒナ
母親ペンギンに寄り添うヒナは、そんな2匹に挟まれ、モジモジとどこか気まずそうな様子だ。するとヒナは体をよじらせ、両者の間から抜け出した。
しかし次の瞬間、あわてていたのか、巣から転落してしまう。
この時のヒナの様子について、飼育員の森本さんは、「ガヤガヤしてきたから嫌だなと思って、巣から出たように見えますね。とても賢いヒナで、自分からその争いに巻き込まれないように巣から出ていったのかなと思いました」と、けんかをする大人と距離を取っているように見えたと話している。
無事、脱出に成功したヒナはその後、水槽内を探検して遊んでいたという。
(「イット!」 10月1日放送より)
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