北極海などでクジラの頭数を調べた調査船が塩釜に帰港し、クジラの数が順調に回復していることが分かりました。
10月10日朝、塩釜に帰港したのは、IWC・国際捕鯨委員会の共同調査船「第二勇新丸」です。8月に塩釜を出港し70日間にわたってクジラの生態調査を行ってきました。
調査は2010年に始まり、今回初めて北極海での調査を実施しました。目視でクジラの個体数を確認したほか、DNA分析用の表皮標本の採取などを行ったということです。
調査の結果、約400頭のクジラが確認され、商業捕鯨によって減少していたクジラが順調に回復していることが分かったということです。
東京海洋大学 村瀬弘人准教授
「今後、科学者として得られたデータを使って、クジラの資源管理に貢献できればと考えている」
12月からは南半球の海域で調査を行う予定です。
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