秋田県大館市の伝統野菜「トンブリ」。地元の児童が22日、道の駅でトンブリを販売するイベントを開いた。子どもたちは初めての接客も元気良くこなし、訪れた人にトンブリの魅力をPRしていた。

大館市比内町の道の駅。店頭に並ぶのは、市の特産でプチプチとした食感が特徴の「トンブリ」だ。

このトンブリは地元の東館小学校の児童たちが栽培したもの。生産農家の指導を受けながら5月の種まきから携わり、9月にはトンブリに加工されるホウキグサを収穫した。

22日は3~5年生までの児童19人が参加し、接客と誘客の担当に分かれて午前9時15分にトンブリの販売をスタート。開始と同時に次々と客が訪れた。

4年生は初めての接客だったが、動じることもなく、5年生と協力しながら元気良く対応していた。

購入した人は「みんなかわいくて元気良くて良かったと思う。家にもあるのに買っちゃった」と笑顔で話していた。

その後も客は途切れず、この日用意したトンブリ720袋は30分ほどで完売した。

 4年生の女子児童:
「ちょっと緊張したけど、隣に5年生がいたから教えてもらったり、考えて自分で行動したりした」

 4年生の男子児童:
「こんなにトンブリって売れるんだと思った。みんなで収穫したトンブリだからうれしいと思った」

 5年生の男子児童:
「おすすめのレシピも入れたので、それでおいしく食べてほしい」

売り上げは、学校が主催する地域との交流会などに活用される。

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