東京都内で中高生向けに行われていた授業。
そこは、学生が社会人と向き合う“先生のいない学校”。
社会全体で次世代を育成する新しい学びの場とは。
2025年4月に開講予定の通信制高校サポート校「HR高等学院」。
その特徴は先生は存在せず、さまざまな企業や業界の第一線で働く大人たちが「コーチ」という肩書で参加する点です。
開校に先立ち先日行われた公開授業では、NTTドコモからスピンアウトし、この事業を立ち上げた山本将裕共同設立者/CEO自らコーチとして登壇しました。
参加した中高生に「ポジショニングを使ってアイデアの作り方を学んでもらいたい。これ4象限、分け方、縦線と横線これをどういうふうに分けるかで敵がいっぱいいたり、いなかったりするというのがつくれる」と問いかけました。
主軸とするのは、非認知能力やキャリアへの探求心を育てる教育カリキュラム。
この日は3つのグループに分かれ、“東京・代々木に建てるラーメン店のラーメンの企画を考える”というグループワークが行われました。
1つのグループは、2つの軸をこってりかさっぱりか、さらに価格帯で差別化しました。
考える時間はわずか20分。
そして…。
参加学生:
考えたメニューはサラダつけ麺。ターゲットは代々木で働く40代サラリーマンの昼ご飯。カウンター席にして回転率を速くする。
山本将裕共同設立者/CEO:
回転率に目を向けるのはすごく大事。ビジネスにおいて回転率は大事。
グループによって4象限の発想はさまざま。
正解のない時代だからこそ、自分の人生にオーナーシップを持ち、自分だけのわくわくする道を切り開いていける若者を育てる新たな形の教育。
参加した高校1年生:
高校生のうちから自分で自分のやりたいことを考え、やりたいことに向かって進んでいく力が必要だと思った。
参加した中学3年生:
プレゼンテーションだったり、どんどんコミュニケーション能力を上げていきたいと思う。
企業や社会と接続できる学びによって、将来の入社後のミスマッチを防ぎ、若者のウェルビーイングの実現にも期待できるといいます。
山本将裕共同設立者/CEO:
大人と学生が交わる場があると、学生にとって大きなインパクトにつながる。何歳になっても人は変わったり、一歩勇気を出し足を踏み出す瞬間は作れる。(そのアクションは)若ければ若いほど良い。高校という場でやらせてもらうところが大きなポイントになる。
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