国が推奨するリンゴの切り方「スターカット」は、簡単にできる上に栄養価も高く、皮を剥かないためゴミが出にくいというメリットがある。リンゴを輪切りにし、芯が星形に見えるのが特徴だ。また、梨の「スティック切り」も正しい切り方として、JA全農のSNSで紹介されている。
切り方で栄養が4倍…ゴミも削減
これからの季節に美味しい「リンゴ」の、美味しい切り方「スターカット」を紹介する。手間が省けて健康にも良いという、青森の名産・リンゴの国も勧める新たな切り方を取材した。
この記事の画像(12枚)小山内鈴奈キャスター:
リンゴ狩りのシーズンを迎えた茨城・大子町の姫ヶ滝りんご園には多くの家族連れの姿がありました。みなさんは、リンゴをご自宅でどうカットしているのでしょうか?いつものカットを実践してもらいました。
皮剥きを実践する人:
芯を取って皮をむきます。
小山内キャスター:
7組中5組と多くの人が皮を剥いて、中央から放射状に8等分に切りわける「くし切り」でした。まず、ノーヒントでスターカットに挑戦してもらいました!
スターカットに挑戦する人:
ヒントなし!?スターカット切りを名前だけでやればいいってことですか?こう星みたいな形で切ればいい?
娘:
なんか、さっきと何も変わってないような気がする。全くスターカットに見えない!
小山内キャスター:
家族で協力してみるも大苦戦。では、正解を普段からスターカット切りをしている姫ヶ滝りんご園の斎藤悠平さんに見せていただきました。豪快に輪切りをして、これでおしまい。皮もそのままです。切り口の真ん中、こちらの芯の部分が星形に見えるので「スターカット」なんです。
青森県りんご対策協議会によると、この切り方のメリットは3つあります。栄養(ビタミンE)はくし切りの4倍、皮をむく必要がないためゴミの量も削減。そして、なによりも簡単ですよね。
国も、この切り方を推奨しています。簡単に出来ることから、保育園での出前授業も行われているんです。先ほどの家族にも正解をお伝えしました。
スターカットに挑戦した人:
これで終了ですか?めちゃめちゃ簡単ですね。
娘:
これからこう切って食べる?
スターカットに挑戦した人:
そう言われると、確かにこっちの方が簡単です。食べやすくて。
娘:
美味しいです!
別の家族にも試してもらった。
スターカットを試した家族:
簡単、簡単。
スターカットを試した家族:
皮が全然気にならないかもしれません。これだったら皮有りで食えるかも。
栄養を逃さない切り方…梨は「スティック切り」に
小山内キャスター:
青森・弘前市周辺のリンゴ農園など10箇所で取材を行いました。
小山内キャスター:
「RED APPLE 赤石農園」「あべりんご園」「黒石観光リンゴ園」「工藤農園」「釈迦りんご園」などを取材したところ、10箇所中7箇所がスターカットをしていました。くし形のゴロっとした食感もいいんですけど、スターカットの方がお子様だったり、ご年配の方も食べやすいですよね。また、皮とか皮の周りに栄養があるので、この切り方が推奨されています。
青井実キャスター:
ゴミも出ないので良いですよね。
小山内キャスター:
そして、もうひとつ梨の正しい切り方「スティック切り」があります。JA全農のSNSに投稿されたものなのですが、5cm幅で輪切りにしたあとさらに、タテに1.5cm幅で切るとにスティック状になります。
こちらも皮ごと食べられます。リンゴは中央が甘いですが、梨は下の部分が甘いそうです。美味しい部分を余すことなく食べられるので、どうぞ試してみてください。
(「イット!」10月29日放送より)
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