秋田の農業の祭典「秋田県種苗交換会」が1日、鹿角市で開幕した。会場には農家が丹精込めて育てた農産物が並び、初日から多くの人でにぎわった。

県種苗交換会は、2015年以来9年ぶりに鹿角市を会場に開幕した。

 県種苗交換会・小松 忠彦会頭:
「鹿角市を舞台とした歴史と伝統を誇る農業の祭典により、多くの皆さまから本県農業の魅力と底力を感じていただき、食と農との理解がますます深まることを大いに期待している」

メイン会場の鹿角トレーニングセンター アルパスには、県内の農家が丹精込めて育てた稲や野菜など約1200点が展示されている。

最高賞である農林水産大臣賞に輝いた大仙市の中島 弘さんの水稲は、根の張りや穂のそろいが優れている点などが評価された。

また、鹿角市はリンゴやモモなど果樹の栽培が盛んなことから、今回は果樹部門の出品が前年より50点ほど増えている。

会場には初日から多くの人が訪れ、じっくりと農産物を見て回っていた。

 市内から訪れた人:
「勉強になる。今こういう品種があるのかと」

 大館市から訪れた人:
「すごいなと思って見ている。やはり賞がついているものは根がいい」

 青森から訪れた人:
「うちで作っているものと同じだとか、こんなものもあるのかと勉強になる」

県種苗交換会は11月5日まで開かれる。

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