少子化が進み学校単位での部活動の運営が困難となる中、地域のクラブへの移行の推進に向け先進的な事例について学ぶ発表会が、11月7日に岩手県盛岡市で開かれました。
この事例発表会は部活動の地域クラブ移行を進める上での参考にしてもらおうと、各市町村の文化・スポーツの担当者などを対象に県と県教育委員会が初めて開催しました。
はじめに静岡県掛川市の佐藤嘉晃教育長が登壇し、掛川市では少子化を踏まえて2026年の夏には部活動を廃止し地域クラブで活動ができる環境整備を進めていると説明しました。
具体的な活動としてサッカー部がない地域へのクラブ創設やジュニア吹奏楽団の立ち上げに向けた合同演奏会の開催などを取り上げました。
その上で持続可能な環境づくりが重要だと呼びかけました。
静岡・掛川市 佐藤嘉晃教育長
「子どもの時から大人になるまでやれるような環境をつくって、郷土愛を育みながら居続けてくれるといい」
また7日は岩手大学の嘉門良亮講師が岡山県での事例をもとに指導者育成の重要性を指摘しました。
県教委では12月に市町村の担当者向けの相談会も開く予定です。
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