漆で装飾された「盛岡竿」やハンドメイドのルアーなど手作りの釣り具を集めた展示会が11月15日から岩手県盛岡市で開かれています。

今回が初開催となった「岩手・盛岡漆の釣具展」は、盛岡市や岩手町などで釣り具を制作している3つの団体から釣り竿など約50点が展示されています。

このうち盛岡市の石澤和竿毛鈎工房の盛岡竿は、漆を重ね塗りして表面を削って模様を出す「研ぎ出し」という技法が使われています。

しなりや強度の違う3種類の竹を使う盛岡竿の技法を取り入れたフライフィッシング用の釣り竿は、カーボン素材とは違い竹ならではの力強さが特徴です。

このほかクジャク貝と浄法寺の漆で作られたハンドメイドのルアーなども展示されています。

石澤和竿毛鈎工房 三好幸喜さん
「岩手で取れる材料を使った作品が並んでいます。岩手の川や海に合わせた作品になっている。手に取って見ていただきたい」

展示会は盛岡市の「もりおか歴史文化館」で11月24日まで開かれています。

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