育児世代の働き方について、男女の間で変化が出てきているようです。

転職支援サービスを展開する企業「(株)プロフェッショナルバンク」が、育児中の共働き世代である20代から40代の男女を対象に行った、育児と男女の働き方に関する調査。

子どもが生まれる前と比べて働き方は変化したか質問したところ、男性の回答は「何も変わっていない」が40.6%と最も多く、次いで「在宅勤務になった(23.9%)」「業務量を減らした(17.7%)」「時短勤務になった(13.9%)」などが続きました。

一方、女性では「時短勤務になった」が42.9%で最も多く、「何も変わっていない(26.0%)」「在宅勤務になった(18.7%)」などが続き、「管理職から降りた(8.6%)」という答えもありました。

子どもが生まれる前と比べて、男性の約4割が働き方に変化はないと回答したのに対し、働き方に変化があった女性は約7割という結果になりました。

子どもが生まれる前と後で働き方に変化があったか街の人に聞いたところ、「変わったのは変わった。子どもが生まれるまでは、出張なども直前に決まり、慌てて出掛けていくことも多かったが、(今は)夜とか見る人がいないので、家族と調整して。自分1人では決められない」「変わった。家に帰る時間を早くするとか。家族といる時間を増やすという努力はしている」「ご飯とか早く帰らないとということで、フルタイムのときよりは短くなった。あと、皆さんの周りの協力をもらった」といった声が聞かれました。

また、今回の調査では「育児をしながらキャリアアップは可能か」と思うかについても質問しています。

男性の70.4%が「はい」と答えた一方で、女性は「いいえ」が51.7%と半数以上で、育児とキャリアの両立に関する考え方の違いが浮き彫りとなっています。

育児とキャリアの両立について、街の人からは「働く会社によって可能かなと思うが、私の会社だと、まだまだそこが発展途上かなと。何時に帰る必要があるか、みんなに共有してもらい、パッと帰りやすい環境になるといい」「いけると思う。結局パフォーマンスが上がればいいとも思うので、会社の理解というか働き方にもよると思うが、『育児があるから仕事ができません』というところまでいかないのかなと」「私自身模索していて、そうしたいなと思って、今いろんな人と相談しながら考えて、日々挑戦している。自分が頑張るやる気と、保育園に必ず入れて、ベビーシッター制度が使いやすいところが東京のメリットだと思うので、そういったサービスが充実しているのは働く上で大切だと思う」といった声が寄せられました。

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