御嶽山噴火災害から今年9月で10年になるのを前に、5月30日、長野県木曽町で山小屋関係者などが救命措置などを学ぶ講習会が開かれました。
10年前の2014年9月に起きた御嶽山噴火災害は、死者・行方不明者63人を出す戦後最悪の火山災害となりました。
講習会は、本格的な登山シーズンを前に教訓を学び、いざという時に適切な行動が取れるよう、御嶽神社が呼びかけ、山小屋関係者など約30人が参加しました。
名古屋大学の施設にも所属していた木曽町職員の田ノ上和志さんが講演し「前回の噴火などでも前兆現象は起きていた。普段から御嶽山に関わる皆さんが注意をして欲しい」などと呼びかけました。
また、木曽町側の全ての山小屋に置かれているAEDを使うなどして、心肺蘇生の方法などをおよそ3時間かけて学びました。
二ノ池本館・小寺祐介支配人:
「神社、山小屋関係者が集まって一体感を持って訓練に臨めたのは、シーズンを迎えるにあたって有意義だった」
噴火から今年9月で10年、御嶽山はこれから本格的な登山シーズンに向かいます。
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