北海道北部の道立高校で、生徒の個人情報が書かれた資料が裏紙として授業で再利用される不適切な管理が発生したことがわかりました。
学校によりますと今年4月、1年生の国語の授業で生徒に配布したプリントについて、再利用紙を用いて作成した一部の裏紙に生徒1人の個人情報が書かれた資料が使われていました。
資料は今年3月に行った職員会議で使うために作られたもので、生徒1人の氏名や出席状況、教師の所見などが書かれていました。
8月1日にプリントを確認した生徒が、裏面に個人情報が書かれていることに気づき、翌2日部活動の顧問の教師に相談したことで事態が発覚。
学校側がプリントを受け取った133人に確認して、これまでに40人からプリントを回収し、うち4枚に同様の個人情報が書かれていたということです。
この学校では、授業の配布プリント再利用紙を使うことはあるということですが、個人情報や生徒の目に触れると差し支えのある記載があるものは、使えないルールになっています。
学校は、資料作成にかかわっている7人の教師に聞き取りを行いましたが、経緯は明らかになっていません。
現時点でインターネットへの流出などは確認されていないということです。
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