2018年の台風21号では大規模な停電が起こった。停電・浸水対策の防災グッズを、片平敦気象予報士に紹介してもらった。

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■普段使いもできるランタンはオススメ

片平敦 気象予報士:まず紹介したいのは、「ランタン」。夜に台風が来てしまって、停電で真っ暗になると、一番怖いところかと思います。 このランタン、おしゃれですよね。“防災、防災”していると、しまっておいて使わないということもあるかもしれませんが、キャンプ用品とか登山用品は実は防災にも使えて、普段使いできるものでもあるんです。普段から使って、いざという時にも使うのが大事かなと思います。

 我が家にも、うちの実家にもランタンがあります。お盆休みで子供と一緒に帰って庭で花火をした時に、うちの親がランタンを出してきました。普段から使っていれば、使い方もわかりますし、乾電池を使うものなので、普段使いをしていれば、電池の残量にも気が付きますから、検討してもらえたらと思います。

■養生テープは台風後に剥がしやすく、便利!

片平敦 気象予報士:次は養生テープです。価格が安いので、買っておいて、梱包とかに使ってもいいと思います。 布製のテープを持ってる方は多いかと思うんですけど、粘着力が強すぎて、台風が去った後に剥がすと、テープの跡が残ってしまいます。養生テープは、剥がしやすいのでおすすめです。

■水で膨らむ「吸水土のう」

片平敦 気象予報士:次は、水で膨らむ「吸水土のう」です。 これを水の中につけると、4分で水を吸い込んで、土のうができあがります。 重さが15キロあります。取っ手がついてるので女性でも運びやすいです。 台風が来る前にお風呂に水を貯めておいて、いざという時にその水を使うといいです。 費用が1個あたり600円前後で高いものではないですし、普段はかさばらずに小さく保管できます。

■マンションはポンプが停電すると断水に 事前の備えを!

前尼崎市長 稲村和美さん

前尼崎市長 稲村和美さん:ランタンは 6年前(の台風の際)に大活躍しました。一家にいくつかあると便利ですね。 マンションで(6年前の台風の際は)、ポンプが停電して水が出なくなりました。なかなか厳しくて、お風呂にちゃんと水を貯めておこうと思いました。トイレも大変だったので、備えを強化しておこうと思っています。

関西テレビ 神崎博報道デスク:家の中で一番水を貯められるのは、お風呂だと思いますので、直前でいいので水を貯めて、水用のポリタンクを多めに用意して、水をくんで、トイレの横に置いておくと、いざという時に使えると思います。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月27日放送)

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