記録的な大雨となった石川・能登地方ではこれまでに7人が死亡し、安否不明を含む7人の行方がわからなくなっている。

塚田川で住宅4棟流される…

発生から72時間が経過し、現在も捜索活動が行われている現場から、東海テレビ・杉山真一アナウンサーがお伝えする。

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21日に襲った記録的な豪雨の影響で、石川・輪島市を流れる塚田川では住宅4棟が流された。

1人で家に残っていた中学3年生の喜三翼音さん(14)も含む4人が行方不明となっている。

22日、下流で1人の遺体が発見されましたが、喜三さんはいまだ見つかっていない。

24日は午前6時半から捜索が再開された。

23日よりは水位は下がっていて、本格的に重機・また水陸両用車両などを導入し、堆積している土砂や木をかき分けるようにして、自衛隊、消防、警察などの捜索活動が行われている。

能登地方を襲った豪雨災害では、これまでに7人の死亡が確認され、7人の安否が分かっていない。

午前9時過ぎには、気象庁が大雨特別警報を出してから、救助活動において、生存率が急激に下がるとされる72時間を経過した。

気象庁によると、24日の能登地方では、晴れ間が広がる時間帯が多くなる見込みだが、これまでの雨で地盤が緩くなっているとして、引き続き土砂災害に注意を呼びかけている。

石川で56カ所が孤立

一方で、この大雨で孤立集落が多く発生し、石川・輪島市では、住民を集団避難させる方針を固めた。

今回の豪雨で、石川県内では輪島市と珠洲市、能登町の3つの市と町、14地区56カ所が依然、孤立集落となっている。

このうち、能登半島の北西部にある輪島市門前町の七浦地区では、今回の大雨でトンネルが土砂に埋まり、市によりますと200人以上が孤立しているということだ。

トンネルの再開には長時間かかる見通しで、輪島市はこの地区の住民に加え、床上浸水した仮設住宅の住民あわせて、約400人を集団で避難させる方針を固め、23日に県に協力を要請した。
(「Live News days」9月24日放送より)

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