ノルウェーのノーベル賞委員会は2024年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与することを決めました。日本の平和賞受賞は1974年の佐藤栄作元首相以来、50年ぶりです。被爆者らの核廃絶への思い、授賞の背景や国内外の反応など関連記事をまとめました。
ノーベル平和賞に日本被団協 「核なき世界実現へ努力」
ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2024年のノーベル平和賞を日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に授与すると発表した。核兵器の非人道性を訴える草の根運動が評価された。…記事を読む
核兵器の脅威訴え続けた70年 被爆実相に光当てる平和賞
惨禍の「忘却」を防ぐため、被爆者らは70年近くに及び原爆被害の甚大さを訴えてきた。日本被団協へのノーベル平和賞授与を決めた背景には、核軍縮への流れが停滞する現状への危機感がある。…記事を読む
核廃絶へつないだバトン 半生ささげた先導者
日本被団協のノーベル平和賞受賞は約70年にわたって核廃絶を世界に訴えてきた地道な活動が評価された。半生をささげ、運動の礎を築き、次代にバトンをつなぎ続けてきた先導者の存在なくして今回の受賞はなかった。…記事を読む
「核戦争から次世代守る」「論争避けた」 平和賞で海外反応
日本被団協へのノーベル平和賞の授賞決定を受け、海外メディアが相次ぎ速報した。「予想外だった」と報じたメディアもある。団体や要人も一斉にSNSなどで反応した。…記事を読む
核なき世界、厳しい現実 日本も米国の「核の傘」
世界の核軍縮・不拡散に向けては厳しい現実がある。世界の核兵器総数の減少ペースは足元で鈍り、使用への脅威は高まる。核軍縮・不拡散を国際社会に訴える日本も安全保障を米国の核抑止に頼る。…記事を読む
平和賞授賞理由全文 「核のタブー」確立に貢献と評価
ノーベル賞委員会は授賞理由で日本被団協のたゆまぬ努力をたたえた。「核兵器使用は道徳的に許されないと烙印(らくいん)を押す力強い国際的な規範が醸成された。この規範は『核のタブー』として知られるようになった」とその功績に言及した。…記事を読む
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