シリーズでお伝えしている「はじめよう防災プラス」。
22日は、アレルギー対応食についてお伝えします。

石川県能登地方の記録的豪雨から21日で1カ月。

災害時には行動が制限され、限られた食品で生活していかなければならないこともあり、食物アレルギーがある人にとって、食品選びは深刻な問題になります。

卵アレルギーの娘を持つ親は「成分表見て、卵入っていないものを探すのは大変ではありますね」と話すほか、「食事も支給されたものを食べられないと困っちゃうので…」と話す人もいました。

国は、全ての自治体に食物アレルギーに配慮した食品を備蓄するよう求めていますが、内閣府によりますと、自治体では食料や水、トイレなどの備蓄が優先され、アレルギー対応食の十分な備えが進んでいないのが現状です。

千葉県にある会社では、普段でもおいしく食べられ、アレルギーにも対応した様々な防災食を開発しています。

特定原材料8品目を使っておらず、常温で長期保存も可能です。

能登半島地震の際には、現地でこども用のおかずが足りていないことを知り、調理不要の食品を支援したところ、大変喜ばれたといいます。

株式会社ダイレクトイシイ・佐々木淳さん:
アレルギーに配慮したリゾットを持って行った時は、「食べるものがなかった」ということで非常にありがたく思っていただいた。誰でも安心して食べられるということを常に頭に入れながら、アレルギー配慮商品を開発して販売をしている。

日々の食卓でもおいしく食べられる防災食。
日ごろから安心も備えましょう。

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