米ハワイ大学の研究チームは気候変動対策の国際的な枠組み「パリ協定」で定めた温暖化ガス排出量の目標を守れば、ハワイのサンゴ礁の95%を占める8種類のサンゴは生存し続けるとする実験結果をまとめた。排出が現在と同じペースで続けば生き永らえるのは困難だとして、目標の順守を呼びかける。
大規模なサンゴ礁は石灰化したサンゴが長年積み重なって形成される。研究チームはサンゴの成長を脅かす海の酸性化や海水温の上昇などを実験室で再現し、石灰化の進行具合を調べて明らかにした。従来は特にサンゴへの海洋酸性化の影響が未解明だった。
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