広島発のスタートアップ企業「KGモーターズ」。愛くるしい超小型モビリティの開発に取り組んできたが、いよいよそのモビリティに名前が付いた。名前は「mibot(ミボット)」。キュートなルックスはヒットの予感がプンプンするぜ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:KGモーターズ
■「このプロダクトなら安心できる」と思わせる取り組み
超小型モビリティを開発中の企業は数多いが、可愛さにかけては広島と浜松でがんばるKGモーターズの車両がすごい。2023年の東京オートサロンにも展示されたから、その可愛い姿を目撃した人も多いはず。
このクルマ、長く「ミニマムモビリティ」という仮称で呼ばれてきたのだが、この度「mibot(ミボット)」という正式名称が発表された。「ミニマムなモビリティロボット」という意味合いが込められたらしい。
そのミボットだが、脱力系の外観に似合わず、極めて真摯な開発プロセスを経ている点が注目される。
KGモーターズはその模様をYouTube でもセキララに公開しているのだが、ライバル車両を分解したり、衝突試験を公開したり、大阪大学と自動運転について提携したりと、開発者の本気度が分かる内容となっている。「ああこのプロダクトなら安心できる」と思わせる取り組みなのだ。
■あとは量産化を待つばかり!
ミボットのスペックを改めて紹介すると、全長2490mm、全幅1130mm、全高1465mmという一人乗りの超小型モビリティ。前後対称のエクステリアは、80年代のポラロイドカメラがモチーフで、レトロでありながらクリーンさを感じさせる作りとなっている。
最高速度は時速60km、最大航続距離は100kmで、23%(約13度)の勾配を登れる登坂性能を持つ。
KGモーターズではミボットを2025年に発売する予定で、すでに価格100万円で予約を受け付けている。最後の難関である量産化が迫っていると予想するが、ぜひとも乗り越えて、大手メーカーを驚かせるような存在となってほしい。
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