母親が大のクルマ好き、特に鈴鹿サーキットが大好きで、「鈴花」と名付けられた子が日向坂46にいる、と数年前から編集部で話題になっておりました。そのアイドルがスーパーフォーミュラ2023最終戦で国歌独唱し、ラリージャパンで取材レポートを担当。あれよあれよと有名になってゆきました。
そのアイドルこそ、今回本誌に登場する「すーじー」こと富田鈴花さん。
以下、すっかり「おひさま」(日向坂46ファンの呼び名)となった、好きな楽曲は『僕なんか』の本企画担当編集、今号と次号、2号にわたって富田さんの単独インタビューをお届けいたします!!
文/ベストカー編集部、写真/嶋田礼奈(講談社)
■教官から「昨日、見ました」と言ってもらえて
編集部/よろしくお願いします。昨年(2023年)、自動車運転免許を取得し、愛車を購入されたと『日向坂ちゃんねる』(Youtube)にて公開されました。免許を取得したきっかけを教えてください。
富田鈴花さん(以下、富田)/はい、今日はよろしくお願いいたします。運転免許を取ろうと思ったきっかけは……今の坂道のメンバーって、みんなすごく個性的で、いろんな特技を持っているんですね。そうした中で、まず「自分で運転してみたい」という気持ちが最初にあって、そこから「なにかひとつ、自分の趣味といえるものがほしいな……」と思って、それで「クルマはどうかな」と、マネージャーさんや両親に相談して、それで「取ろう!!」ということになりました。
編集部/アイドルをやりながら教習所に通うのはハードルが高かったのではないでしょうか。
富田/母と一緒に教習所を探しました。スケジュールを調整するのが大変でしたが、それでもきちんと通えて、楽しかったです。
編集部/教習所ではどのような思い出がありますか。
富田/教官の皆さんにはすごく優しくしていただいて、教習所へ行くのが楽しみでした。教習所では日向坂の話はほとんどしなかったんですが、ただ『紅白歌合戦』(NHK)や『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ)に出させてもらった次の日は、教官から「昨日、見ました」と言ってもらえて、それも楽しい思い出です。
■ドライブの思い出
編集部/ドライブに関する思い出はありますか。
富田/免許を取ってすぐ、母と一緒にドライブへ行きました。わたしの「鈴花」という名前の由来になった鈴鹿のパーキングエリア(三重県/新名神高速道路)まで行って、そこまで交代で運転したんですけれど、車内でいろいろ話ができて、とても嬉しかったです。
編集部/どんな話をしたのでしょうか。
富田/いろんな話をしました。クルマのことも話しましたし、今の悩みだとかやりたいこと、こんな人にあってこんな話をしたよ、だとか。運転も楽しかったですが、普段は話せないようなことも、クルマの中だと話せるので、いいですよね。
編集部/最近愛車をご購入されたと伺いました。
富田/そうなんです! ジムニーシエラ!! すごく嬉しいです!!
編集部/どこがよかったのでしょう。
富田/もうなんといっても「顔」(フロントマスク)です。丸いライトとグリルに一目惚れです。ジムニーとジムニーシエラで迷ったんですが、張り出したフェンダーの黒いところと排気量が大きいところが気に入って、シエラにしました。ごつごつした見た目が好きなんです。それから色。わたしグリーンが好きで、この深い緑のボディカラーがとても素敵で、大好きです。
■今回の3台はどうだった?
編集部/本日は富田さんから希望を伺い、現行国産車を3台用意しました。
富田/ありがとうございます。すごくうれしい。わたし、好きなクルマのタイプはいろいろあるんですが、その中でもドンピシャの3台です。特にロードスターとヴェゼルは、ギリギリまで迷いました。わたしにもっとお金があれば買えるのに……。
編集部/まずロードスターについて伺えますか。
富田/先ほど編集部の方が「筋肉質なデザイン」と仰っていて、あー、それだと思いました。リアフェンダーのあたりの盛り上がっている感じがすごくいいですね。あと内装。シートもインパネもお洒落な高級感がありました。これ乗ってたらカッコいいだろうなあ……それから幌ですね。やっぱりオープンカーは特別な感じがします。
編集部/なるほど。
富田/ヴェゼルもお洒落なんですよね。写真では何度も見たんですが、実車を見たのは今日が初めてです。このカーキっぽいボディカラー(サンドカーキ・パール&ブラック)、すっごくかっこいいです。室内も広くて快適だし、シート地もポップに仕上がっていて、これは魅力的です。
編集部/プリウスはどうでしょう。
富田/新型プリウス、最近よく街中で見かけるじゃないですか。そのたびに「おお、かっこいい!」と思っていたんです。目で追っちゃいます。プリウスは全体的なフォルムもいいし、ライト回りのデザインもいいですよね。最近のトヨタ車はどれもすごくかっこよくて、いまのクラウンのデザインも大好きです。
■新曲『君はハニーデュー』5月8日発売
編集部/この本が発売された後に、日向坂46の11thシングル『君はハニーデュー』が発売となります。どんな楽曲なのかと、見どころを伺えますでしょうか。
富田/わたしとしては、今回の新曲、「新生日向坂」というイメージもあるんですが、原点回帰っぽいなとも思っているんです。一作目の『キュン』、二作目の『ドレミソラシド』っぽさがあって、長く応援してくださっているファンの皆さんには、新しさとともに「あー、あの頃の日向坂っぽいな」というところも感じてほしいです。
編集部/初期っぽいと。
富田/はい。それとなんといっても今回の楽曲のセンターの正源司(陽子/4期生)を見てほしいです。「若さ」の魅力っていろんな意味や見方があると思うんですが、「その時期にしか出せない輝き」みたいなものもあると思っていて、そういうところを楽しんでほしいし、わたしもその輝きに花を添えられたらいいなと思ってがんばります。
(次号へ続く)
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