セダンよりもミニバンが売れる時代の昨今、新たなミニバンが続々と登場する中、消えていくクルマも少なくない。中には本当に生産終了して良かったの? と感じるクルマも少なくない。今回はそんな絶版ミニバン達を5車種紹介しよう。

※本稿は2024年5月のものです
文:永田恵一/写真:三菱、スバル、マツダ、トヨタ、ダイハツ
初出:『ベストカー』2024年6月10日号
※本記事の絶版年は基本的に生産終了年としています

■三菱 グランディス(シャリオから数えて4代・2003~2009年)

三菱 グランディス(2003~2009年)

 4代目までのオデッセイ同様のヒンジドアのミニバン。乗用タイプミニバンの需要減もあり、デリカD:5に統合されるかたちで絶版。

■スバル エクシーガ(1代限り・2008~2018年)

スバル エクシーガ(2008~2018年)

 3代目インプレッサで登場したSIシャシーを使い、オデッセイなどに対抗。モデル末期はSUVテイストのクロスオーバー7に移行して延命も1代で絶版。

記事リンク

前の記事

今はなきマツダ流ミニバン!! 走りもユーザーを魅了したMPVの三代記

次の記事

「あ!! あれは…ええと…」知ってるとクルマ好き確定な名珍車たち

■マツダ ビアンテ(1代限り・2008~2018年)

マツダ ビアンテ(2008~2018年)

 ノア兄弟などをターゲットにしたミニバン。SKYACTIV技術を投入もこの時期にマツダがミニバンから撤退を決定。3列シートSUVのCX-8を受け皿にして絶版に。

■トヨタ エスクァイア(1代限り・2014~2022年)

トヨタ エスクァイア(2014~2022年)

 先代ノア&ヴォクシーの兄弟車で、ゴージャスなキャラだったが、トヨタの兄弟車を廃止する方針のもとヴォクシーは残ったがこちらは絶版となった。

記事リンク

前の記事

今はなきマツダ流ミニバン!! 走りもユーザーを魅了したMPVの三代記

次の記事

「あ!! あれは…ええと…」知ってるとクルマ好き確定な名珍車たち

■ダイハツ ブーンルミナス(1代限り・2008~2012年)

ダイハツ ブーンルミナス(2008~2012年)

 ダイハツ開発となるヒンジドアコンパクトミニバン。初代シエンタの後継車にする計画もあったようだが、販売低迷により1代限りに。

 初代オデッセイの登場を機に爆発人気となり増殖した乗用タイプミニバンは、需要の激減とともに多くが消滅。今ではかつてBOXタイプミニバンと称されていたモデルが主流となっているが、これさえ売れないモデルは淘汰されている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。