フォルクスワーゲングループ傘下のスカニアは6月17日(日本時間同日16時)、フランス・パリで開幕する防衛・安全保障展示会「ユーロサトリ」に、「4x4ハイブリッドトラック」と2つの強力なエンジンを出展する。スカニアが6月12日に発表した。

スカニアの4x4ハイブリッドトラックは、電動モーターにより、静音モードで発進する。オフロードでの使用を想定しており、13リットルの直列6気筒エンジンと16リットルのV8エンジンを用意した。また、スカニアは保護キャブとねじれ防止ボディを備えた強力な8x8スカニアトラックと特殊作戦向けにカスタマイズされた4x4車両を出展する。

スカニアは、顧客の特定の要求に応じたソリューションを短期間で提供する能力を持っている。この柔軟性は、スカニアが防衛ビジネスで主要なプレーヤーとなるために決定的な役割を果たしてきた。過去数年間で、デンマーク、オランダ、バルト諸国などへ、トラックが納入されている。

スカニアのブースに展示される予定の4x4物流デモトラックは、スカニアの持つ能力のひとつの例だ。ハイブリッドパワートレインを搭載し、静音モードで最大60km走行可能。電動クレーンや他の機器の電源としても使用できる。

スカニアは防衛分野で100年以上の経験を持ち、グローバルな組織、研究開発、製造施設に多くのリソースを投資している。スカニアの防衛向けソリューションは、同社の商用車と強い関連を持つことが多い。プレミアムな民間製品をプラットフォームとして使用することで、顧客はスカニアトラックの高稼働率と堅牢な機能を享受できるという。カスタムビルドに比べてコストが低いのも特徴だ。

また、スカニアのワークショップやコンピテンスセンターは、顧客の地理的な場所に関係なく、通常は近くにあり、ニーズに応えることができる、としている。

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