昼飲み、センベロなどの店が集まり、呑兵衛天国だった京成立石。しかし駅周辺の再開発により名物店などが閉店、移転を余儀なくされた。立石に続く天国はどこだ!? そこでBCの姉妹メディア『おとなの週末』が、京成線沿線・曳舟駅の安くて旨くて人情も濃い、通いたくなるいい店を集めてみました!京成曳舟駅からぶらり。西にある東武線の曳舟駅、南のスカイツリーのある押上駅の一帯を巡れば、軒を連ねる下町の素朴な町並みにほっとします。老舗と新店が混在するこのエリアを歩いて居心地のいい店を見つけました。
撮影/浅沼ノア、取材/白石あづさ
■スナックも併設!? 居心地が抜群の家庭的な居酒屋『旬菜 旬魚 もんじゃ焼き居酒屋 七々』
一軒家の玄関に居酒屋とスナックのふたつの看板が。迷っていたら奥にもうひとつの入り口を発見し、恐る恐る扉を開けるとどっと大歓声。お客とママが相撲中継に大盛り上がりだ。さらに「ばあ~ば!」と孫らしきスタッフがママを呼ぶ声も。
親戚の家に遊びに来たような錯覚に陥るも、注文した「ほろ酔いセット」のつまみがアジにタコと豪華かつ、盛りがよすぎて驚く。
店の名物、鯨の刺身も臭みがなくジューシーで新鮮そのもの。「給食で食べた年配の人には懐かしく、若い人には珍しいでしょ。今は季節感が薄れているけれど、旬を大事に母やお姑さんに教わった家庭の味を伝えたい」とママ。
心にも財布にもやさしい下町のお母さん料理を召し上がれ。
[住所]東京都墨田区東向島2-15-11
[電話]03-3610-0882
[営業時間]17〜24時(23時LO)
[休日]ほぼ無休(月1回不定休あり)
[交通]東武スカイツリーライン曳舟駅西口から徒歩2分
■料亭仕込みの味を和食店価格で。曳舟随一の名店『とよ多』
料亭のような立派な門構えだけど看板がない。「お高い店なら回れ右」と心に決め覗いてみれば、地元の人が普段着でくつろぐ和食店。
メニューは足立市場で仕入れた魚料理が中心だ。手作りにこだわり自家製さつまあげは注文ごとにボウルで練って揚げたてを出してくれる。フワフワなすり身にエビとホタテのエキスが口の中に広がり、ほっぺたが落ちそう。
美しい刺身盛り合わせの中央には蒸しアワビ!? お値段は居酒屋並みだが、味はどれもザ・料亭!
聞けば店主のご実家は向島の料亭だったそう。「銀座などで修業して27歳で独立、今年は開店40周年なんですよ」。取材は実は初。特別に受けて下さりガッツポーズだけど、本音は秘密にしたい名店です。
[住所]東京都墨田区東向島2-14-4
[電話]03-3619-8192
[営業時間]17〜23時
[休日]日・祝
[交通]東武スカイツリーライン曳舟駅西口から徒歩1分
『おとなの週末』/2024年4月号より
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
おとなの週末 (2024年07月号)
929円(06/16 13:34時点)Amazon楽天市場Yahoo
Amazonの情報を掲載しています 【最新のグルメ情報はこちらで】おとなの週末Web鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。