月極駐車場には値段に応じていろいろな種類がありますが、屋根なしと屋根付き駐車場のどっちを選ぶのが良いのでしょうか? 両者のコスパとタイパを比較してみました。

文:ゴリ奥野(Team Gori)/写真:写真AC、ゴリ奥野(Team Gori)

■10年以上借りていた屋根なしから屋根付き駐車場に引っ越したら……

料金はお高いがメリットいろいろの屋内駐車場

 筆者は東京在住で、マンション住まい。実は先日、新車購入を機に屋根なしの駐車場から屋根付きの駐車場に引っ越しました。金額は屋根なしが1万円で、新たなに契約した屋根付きは1万3000円。その差はわずか3000円ですが、屋根付きは贅沢というイメージがあり、長い間屋根なし駐車場に停め続けてきました。

 で、屋根付き駐車場にクルマを停めてみた感想ですが、ボディがまったくと言っていいほど汚れず、目からウロコ状態。3000円分のもとがとれ、コスパとタイパが上がりました。一体どういうことかというと……。

■屋根付き駐車場は予想以上にメリットだらけでした

セキュリティの高い立体駐車場

 屋根なし駐車場では汚れの進行がひどく、特に花粉時期は目もあてられないほどの惨状でした。そのため、月に1回の手洗い洗車がマスト。手洗い洗車は3000~4000円ぐらいだから、これだけで回収完了というワケ。しかも、洗車に行く時間も節約できるので、タイパも向上。

 メリットはまだまだあります。屋根なし駐車場時代は日よけのバイザーがマストで、駐車のたびにフロントウインドウに設置しなければなりませんでした。なんだかんだ言って、バイザーの設置作業は面倒。バイザーがなければすぐに出発できるので、これもタイパの向上と言えます。

 それ以外にもひょうなどの悪天候時のボディ保護、防犯性向上とメリットだらけ。前から屋根付きにしておけば良かったと、思うことしきりなのです。

■では屋根付き駐車場にデメリットはないのでしょうか?

自走式の駐車場はやっぱり楽

 もちろん、屋根付き駐車場にデメリットはあります。最大のデメリットは狭くて暗いこと。ドアの開閉に注意が必要なうえ、荷物も積みづらいのでストレスがたまります。でも、人によっては青空作業ができないことを最大のデメリットに感じるかも。薄暗い屋根付き駐車場でDIYをやろうと思ったら明かりはマストで、なかなか作業を行う気にはならないと思います。

 だから、駐車するクルマの種類によって、屋根付きと屋根なしを使い分けるのが正解のような気がします。バリバリの新車を置くなら間違いなく屋根付き、青空チューニング前提で置くなら屋根なし。今現在、費用を躊躇して屋根なしに置いている人がいたら、思い切って屋根付きに引っ越しすることをおすすめします。それぐらい、屋根ありは偉大でした。

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