日産自動車のタイ部門は7月3日、チュラロンコン大学工学部、タイ発電公社(EGAT)、ハウプカー社と協力し、Vehicle to Grid(V2G)プロジェクトを開始した、と発表した。
このプロジェクトでは、双方向充電が可能な日産『リーフ』が使用され、輸送以外の目的にも利用される。これにより、将来の持続可能なエネルギー管理の研究に貢献することを目指している。
このプロジェクトは、日産が掲げる「クリーン社会の創造」というコミットメントの一環。2018年に日本で開始されたブルースイッチプロジェクトの一部として、EVと技術革新を通じて移動の質を向上させ、人々の生活を改善することを目的としている。
現在、日産リーフはV2G技術を搭載したEVの一つであり、車両から電力網への電力供給が可能。車両に蓄えられた電力は、建物や家庭、日常生活での電気機器の充電に利用できる。この技術により、電力の効率的な利用と持続可能なエネルギー管理が行えるようになる。
日産のこの取り組みは、EVの新たな可能性を示すものであり、タイ国内での持続可能なエネルギーの普及に寄与することが期待されている。
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