フォルクスワーゲングループのソフトウェア部門のCARIADは7月3日、HARMANと協力し、フォルクスワーゲングループ各車の車載ディスプレイに新しいアプリを導入すると発表した。

新たに追加されるアプリには、Booking.comやTennis TVが含まれる。これにより、フォルクスワーゲングループの車両向けに用意されるグループアプリケーションストアのアプリ数は、モデルや市場に応じて70以上に拡大する。

グループアプリケーションストアは、HARMANのIgnite Storeと統合されており、自動車のインフォテインメントシステム向けのソリューションを提供する。この統合により、サードパーティコンテンツ、ユーザー体験、エンドユーザーとの関係を維持することが可能となる。

アウディ Q6 e-tron

アウディは2024年モデル以降の一部のモデルと地域で既にこのストアを導入しており、8月から販売されるアウディ『Q6 e-tron』にも統合される予定。さらに、他のフォルクスワーゲングループブランドも追随する見込みだ。

新たにグループアプリケーションストアで利用可能となるアプリのうち、Booking.comはホテルやアパートの予約が簡単にできるアプリ。フライトやレンタカーの予約も可能だ。Eventseekerは、個人に合わせたイベント情報を提供するアプリ。コンサートやスポーツ、劇場、フェスティバルなどの情報を配信する。

Livilは、音声と生成AIを活用した「インカー・メッセンジャー」。運転中のコミュニケーションを効率化する。Shelly Smart Controlは、IoTデバイスの管理と監視を行うアプリ。エネルギー使用量の追跡と月間電気料金の予測が可能だ。Tennis TVは、ATPメディアのストリーミングサービス。年間2500試合以上のライブ配信とオンデマンド視聴を可能にしている。

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