2013年2月に発売されたボルボのハッチバックモデル、V40。その3ヶ月後に設定された派生モデル「T5 AWD」試乗の様子をプレイバック!(本稿は「ベストカー」2013年6月10日号に掲載した記事の再録版となります)

文:ベストカー編集部

■堅牢なボルボらしいボディのしっかり感はシリーズ共通! 専用インテリアも魅力!

ボルボV40のクロスオーバーモデル「クロスカントリーT5 AWD」。軽快なフットワークと直5、2Lターボのパワーでワインディングも爽快! もちろん低速域限定オートブレーキの「シティ・セーフティ」装着!

 ボルボV40にクロスオーバーモデル、「クロスカントリーT5 AWD」が追加設定された。さっそく試乗会に行ってきたのでレポートしたい。

 このクロスカントリー、コンセプトは「逞しさを持ったオールローダー」ということで、専用のエクステリアとインテリアを持ち、スポーティモデルのV40 T5 Rデザインと同じ213ps/30.6kgmの直5、2L直噴ターボエンジンに4WDを組み合わせている。

 全高はノーマル比30mmアップの1470mmでオフロード走行もOK。6速ギアトロニックにはT5 Rデザイン同様に新たにスポーツモードも追加されている。

クロスカントリー(写真右)のエンジンは213ps/30.6kgmを誇る直5、2Lターボだが、V40 T4(写真左)は直4、1.6Lターボを搭載する
クロスカントリー(写真右)はV40 T4(写真左)より全高が30mmアップの1470mmとなるが、最低地上高は+10mm(サブフレームが20mm低くなったため)

 エクステリアでは、DNAライトをなくしたハニカムメッシュの専用ワイドグリルを採用したフロントマスクに仕上げたほか、キャラクターラインの加わったボンネット、ノーマルV40との差別化を図っている。

 また、下り坂では1速かリバースで10km/h以下の速度にキープするヒルディセントコントロールを装備。

 試乗した軽井沢のワインディングでは、1580kgのボディを登り坂も軽快に駆け上がらせていく2Lターボエンジンの余裕に加え、スポーツモードを選択した時の吹け上がりの鋭さが特筆ものだった。

 T5Rデザインほどサスも締め上げてなく、適度にしなやかな仕上げで、上質なクロスオーバーらしい走りの質感の高さを持った1台だ。

クロスカントリー専用のカッパードーンアルミニウムパネルや専用本革シートを装着

■ボルボV40クロスカントリーT5 AWD 主要諸元

・全長:4370mm
・全幅:1800mm
・全高:1470mm
・ホイールベース:2645mm
・エンジン:直5DOHCターボ
・総排気量:1983cc
・最高出力:213ps/6000rpm
・最大トルク:30.6kgm/2700~5000rpm
・トランスミッション:6A MT(ギアトロニック)
・JC08モード燃費:12.4km/L
・価格:359万円

(写真、内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)

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