ボルボトラックは7月19日、イタリアの運輸・物流企業のラヌッティグループから、ボルボ『FHエアロ』1500台の大型受注を獲得した、と発表した。
これはボルボトラックにとって過去最大級の契約の一つである。ラヌッティグループは、長距離トラックの車両更新の一環としてこの注文を行った。
ラヌッティグループはイタリアに本社を置き、ヨーロッパ8か国で24時間365日稼働する2500台以上のトラックを運用している。今回の注文により、同社はボルボの新しいカメラモニターシステムを搭載したトラックを導入する。このシステムは従来のドアミラーを置き換え、空力性能と安全性を向上させる。
注文されたトラックの大部分は、廃棄物から生産可能な燃料「HVO」(加水分解植物油)を使用する。これにより、CO2排出量を最大90%削減できる。
ボルボ 『FH エアロ』1500台をイタリアの運輸・物流企業のラヌッティグループから受注ボルボFHエアロは、燃費効率と安全性を重視して開発された。新しい空力キャブデザインは、前モデルに比べて最大5%の燃費向上を実現している。また、カメラモニターシステムは空力デザインにより燃費を節約するだけでなく、ドライバーの視界を向上させ、暗い場所や雨天時の視認性も改善する。
新しいボルボFHエアロは、ボルボのI-Saveパワートレイン技術を含む最近の効率化に加え、CO2排出量と運用コストの削減を実現している。さらに、ドライバーの作業環境を改善する新しいインテリア機能や、トラックとトレーラーの完全な視認を実現するコネクトサービスも備えている。
ボルボFHエアロは、FHエアロ、FHエアロエレクトリック、FHエアロガスパワード、FH16エアロの4つのバリエーションがある。1500台の新しいボルボトラックは、2024年から2025年にかけてラヌッティグループに納入される予定だ。
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