買い物を終えて駐車場に戻ってみたら、愛車にドアパンチが(泣)! ドライブの楽しみも吹っ飛んでしまう嫌な瞬間だが、諦めるのはまだ早い。世の中にはドアパンチ犯を科学的に特定してくれる会社があったのだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:法科学鑑定研究所(株)、Adobestock

■科学的な手法で犯人を特定!

痛恨のドアパンチ。クルマのドアは強風などで開いてしまうことも(tarou230@Adobestock)

 改めてドアパンチとは、駐車場などで隣に停めたクルマのドアがぶつかってダメージを受けること。

 そんなドアパンチのトラブル解決に貢献しているのが「法科学鑑定研究所(ALFS/法科研)」という会社。ドアパンチに限らず、交通事故の鑑定や車両火災の原因調査、さらにはDNA鑑定なども行っているハイテク調査のエキスパートだ。

 ドアパンチ被害の調査だが、極めて正統的かつ科学的なもの。被害車両を詳細に分析し、キズの形状や深さ、影響範囲などから、事故の原因や責任の所在を明らかにするという。

 具体的な手法は高度な解析技術をベースとし、塗料の厚さや成分の分析、高解像度カメラや画像解析ソフトウェアを駆使する。万一裁判などになった際の、証拠収集や解析にも対応しているという。

 過去には実際にドアパンチによる損傷を高精度解析し、相手車両との接触部位を特定、保険請求をスムーズに進めた実績もあるそうだから心強い。

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■弁護士特約で保険による補償が可能な場合も!

法科研では科学的な方法でドアパンチの加害車両を特定する

 ただしシンプルな調査が可能なのは、ドアパンチの加害車両が特定できる場合。現場を離れてからトラブルに気付き、加害車両が全く特定できないような場合は、防犯カメラの映像照合といった別の作業も必要になってくるという。

 法科研では今後も最新技術を取り入れて、検査の可能性をさらに拡大する予定というが、気になるのが調査費用だ。

 単純にいえば数十万円という出費になってしまうわけだが、ここで耳より情報。自動車保険で「弁護士特約」を付けている人は、保険会社あるいは担当弁護士に相談してみるといいそうだ。紛争解決のために必要と認められれば、費用が保険の対象となることもあり得るという。

今後、不幸にもドアパンチに遭遇してしまったら、正義の味方の存在を思い出してほしい!

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