カーオーディオシステムのアップグレードに興味を抱きつつも「何から手を付ければ良いのかが分からない」と迷っていたら、当連載の各回の記事を参考にしてほしい。全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」が推す“スタートプラン”を、毎回さまざま紹介している。

今回は、広島県東広島市にて店舗を構える「ワープス」の沖田さんに話を訊いた。さて、同店からの提案とは……。

◆純正スピーカーの性能の低さが不満の元である場合が多々! であるならば…

早速沖田さんに、初めて来店したユーザーに“ワープス”ではどのような提案をすることが多いのかを教えてもらった。

「スピーカー交換をお薦めすることが多いです。ご来店された方にはまず、今何がご不満なのかどんな音にしたいのかをお聞きするのですが、そのご不満が純正スピーカーの性能の低さに起因することが非常に多く、であるならばスピーカーを換えてみましょうという話になるんです。

なお当店では、純正スピーカーはそのままにパワーアンプ内蔵DSPを追加することはほぼないです。これを追加するのは、スピーカーを換えた後で良いと思っているからです。というのも、純正スピーカーは市販スピーカーと比べて絶対的にポテンシャルが低く、まずはそこをより良いものに換えることの方が先決だと考えているからです」

“ワープス”の「シンプルプラン」に設定されているスピーカーの1つ(グラウンドゼロ・GZIC 650FX)。

◆人気のスピーカーは、ブラムの『165 RX2』とキッカーの『CSS654』!

続いては、どんなスピーカーが人気なのかを教えてもらった。

「当店ではスピーカー交換のセットプランを2タイプご用意していて、それぞれスピーカーを5機種の中からお選びいただけます。ちなみに1つは『シンプルプラン』で、もう1つが『スタンダードプラン』です。前者は取り付け工賃まですべて込みで8万円(税抜)、後者は10万円(税抜)にてご提供しています。

人気が高いのは、『シンプルプラン』に設定しているブラムの『165 RX2』(税抜価格:2万7000円)とキッカーの『CSS654』(税抜価格:3万1000円)です。

なお、セットプランにはワンオフする車種専用のインナーバッフル代とデッドニング代も含まれています。ちなみにデッドニングは、ドア内部にフルメニューを施行します。

ところで、デッドニングは行わずその分のご予算をスピーカー代に当てるというやり方も有り得ていますが、当店ではむしろデッドニングをしっかり行いたいと考えています。その方が、予算内での完成度が上がるからです」

“ワープス”の「シンプルプラン」に設定されているスピーカーの1つ(カロッツェリア・TS-C1736Sll)。

◆“サブウーファーの追加”もアリ! サウンドの変わり幅はむしろ絶大!

「または、サブウーファーの追加から入るのもアリです。よくお聴きになる音楽が例えばヒップホップやロックでもっと低音が欲しいと思われている場合などには特に、サブウーファーの追加は有効です。

なおサブウーファーの追加は、サウンドの変化幅が大きいです。ドアスピーカーでは振動板の大きさ的な問題で重低音のスムーズな再生が難しく、口径のもっと大きなサブウーファーを追加することでそれまで聴こえていなかった低音が聴こえてくるようになるからです。

人気のモデルはフォーカルの『iSUB ACTIVE』(税抜価格:6万円)です。当機はボディが屈強だからでしょうか、パワフルな低音を再生できますしHi-Fi的な使い方も可能です。

お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。さまざまなご提案ができると思います。お待ちしています」

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