自動車を所有していると様々なランニングコストがかかる。自動車保険もそのうちの1つだ。自動車保険は年齢や車種、自動車を所有している年数(等級)によって金額が異なってくる。そんな自動車保険には様々な割引制度もあるが、その中でもお得なのがセカンドカー割引というものだ。

文:西川昇吾/写真:AdobeStock(トップ画像=umaruchan4678@AdobeStock)

■セカンドカー割引とは?

通常、自動車保険の等級は6等級からスタートする。しかし、セカンドカー割引を使用して2台目の車両に保険をかける場合は、7等級からスタートすることができるのだ(sharaku1216@AdobeStock)

 まず、セカンドカー割引について紹介しよう。一定の条件を満たした場合、2台目以降の自動車保険の等級が優遇される制度だ。

 自動車保険は1~20の等級があり、この等級が高いほど割引率が大きくなる。1年間事故などをしなければ等級は1つ上がり、事故などで保険を使用する場合は1~3(場合によって異なる)等級は下がる。

 通常、自動車保険の等級は6等級からスタートする。しかし、セカンドカー割引を使用して2台目の車両に保険をかける場合は、7等級からスタートすることができるのだ。これにより、通常よりも安い保険料で2台目の契約をスタートすることができる。

■適用できる条件とは?

 2台目ならばなんでもOKという訳ではなく、セカンドカー割引を適用するには条件などが設けられている。まず、2台目の車両が「契約者にとって今回初めて自動車保険に加入する車両である」ということだ。すでに契約している車両にセカンドカー割引を適用することはできない。

 また、1代目の等級が11等級以上でないとセカンドカー割引を使用できないケースも多い。

 そして、2台目の車両の記名被保険者に関しても条件がある。記名被保険者とはその車両を主に運転する人のことだ。1台目の契約者本人は当然認められるが、配偶者か3親等以内の同居家族であることが条件として多い。

記事リンク

前の記事

任意保険料マジ高すぎ!! 先進安全自動車が増えているのに事故が多い件

次の記事

痛恨のドアパンチ発見! 泣き寝入りするしかない? なんと犯人を特定してくれる会社があったのよ!

■どんな時に使える?

免許取り立てだと、年齢的な面もあって保険料は高くなる。そのようなときはセカンドカー割引を使えば保険料を抑えることができるのだ(xiaosan@AdobeStock)

 ではセカンドカー割引はどんな時に有効な割引と言えるだろうか? 当然、個人で2台目の車両を所有する時は活用できる割引だ。また、同居している配偶者や子供が初めてマイカーを所有し始めた時も有効と言える。

 初のマイカーとなると先に伝えた通り6等級からスタートとなり、保険料は高くなる。そこでセカンドカー割引を活用するという訳だ。特に免許取り立てだと、年齢的な面もあって保険料は高くなる。そのようなときはセカンドカー割引を使えば保険料を抑えることができるのだ。

 今回紹介したセカンドカー割引を以外にも、自動車保険には様々な割引がある。今一度、自身のカーライフと照らし合わせてより自動車保険が安くなる割引があるか、見直してみるのも良いだろう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。