2024年も半分が過ぎた。そこで、2024年上半期、クルマ界に起こったさまざまな出来事や、デビューしたニューモデルの中から特に注目を集めたトップ3を取り上げる。ここではおなじみ国沢光宏氏に上半期クルマニュースのトップ3を選んでいただいた。

※本稿は2024年7月のものです
文:国沢光宏/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年8月10日号

■電気自動車の普及にブレーキ……勝負は2025年?

BEVの普及が急減速したことも話題に。ホンダ eは1月に生産終了を発表

 2024年前半で一番多くの記事を書いたニュースは何かと言えば、やはり国交省が「不正」と主張する問題である。例えばトヨタで言えば10年以上&20万件以上の認証項目の中の6つ。ホンダだとふたつ。これをもって不正とするか?

 常識的に考えればミスであり、非常にレアなケースだと考えるのが普通。この件、国交省の悪意を感じます。

 2番目は電気自動車の普及にブレーキがかかったという件。電気自動車嫌いの陣営は「やはりダメだろ!」と大喜び。私は単なる踊り場だと考えている。先進国に限って言えばカーボンニュートラルへ進んでいる。日本も2025年から軽自動車を中心に売れ始めるに違いない。

 3番目はトヨタ以外のメーカーの納期が短くなってきたこと。つまり売れてないワケ。このままだと半年すればトヨタの一人勝ちになってしまうだろう。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。