吉利汽車控股有限公司(吉利汽車)は8月21日、2024年上半期(1~6月)の決算を発表した。
2024年上半期の売上高は1073億元に達し、前年同期に対して46.6%増加した。営業利益は106億元で、前年同期のおよそ6.8倍と伸びた。特別項目を除いた利益は33億7000万元で、前年同期比114%増加した。
業績向上の背景には、規模の経済と製品構造の最適化がある。これにより、会社の総利益は162億元に達し、利益率は15.1%に上昇した。
吉利汽車は電動化とスマート化への転換を加速している。2024年上半期の総販売台数は95万6000台で、前年同期比41%増加した。新エネルギー車(吉利、LYNK & CO、ジーカーを含む)の販売台数は32万台で、前年同期比117%増加し、新エネルギー車の比率は21.8%から33.5%に上昇した。
Lynk & Co(リンク&コー)特に吉利の新エネルギー車シリーズ「ギャラクシー」は、上半期に8万1000台を販売し、前年同期比742%増加した。新たに発売された電動SUV『ギャラクシーE5』には、最新技術を搭載している。
LYNK & COブランドも好調。2024年上半期の総販売台数は12万6000台で、前年同期比53.6%増加した。ジーカーも8万7870台を納車し、前年同期比106%増加した。
吉利汽車は、技術革新と研究開発に力を入れており、2024年上半期の研究開発投資は70億元で、前年同期比17.9%増加した。特に、AI技術を活用したスマートカーの開発に注力している。
世界市場でも吉利汽車は成長を続けており、2024年上半期の輸出台数は19万7428台で、前年同期比67%以上増加した。吉利ブランドは中東、アジア太平洋、アフリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパなどでの展開を強化している。
2024年、吉利汽車は年間販売目標を200万台に設定し、そのうち新エネルギー車の販売は前年同期比70%増、輸出販売は45%増を目指している。
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