アウディは8月20日、『A3』シリーズの頂点に立つ高性能モデルの新型『RS3スポーツバック』を発表した。
「RS3スポーツバック」は、よりスポーティーなエクステリア、モータースポーツに最適化されたインテリアを装備し、高いコーナリング性能と最大出力400psのパワーを武器に進化したハイパフォーマンスコンパクトだ。
◆フラットスタイルとエアロパーツ組み合わさるスポーツ志向のエクステリア
アウディRS3スポーツバック 新型フロント部は、フラットなデザインとなった。特徴的なシングルフレームグリルが、シャープな菱形となり、スプリッター上部の開口部もより地面に近く低重心のスタイルとなった。ボディ下部ではハイグロスブラック・カーボン材のエアロパーツがキャラミグリーンの中で強調されている。ホイールはマットブラックの19インチアルミキャストホイールを標準装備。
アウディRS3スポーツバック 新型リアには、RS専用ディフューザーを装置。エギゾーストを包むテールパイプトリム、中央のリフレクターと組み合わさり、立体的なデザインとなっている。フレームはカーボン・ブラックとなり、モータースポーツ志向のデザインが強調されたリアとなっている。
◆ドライビングの没入感高める「RS」インテリア
アウディRS3スポーツバック 新型インテリアはRS用スポーツシートに代表されるモータースポーツ志向のデザインが特徴。バーチャルコックピットには、基本的なメーカーに加え、マシンに発生する馬力、トルク、Gフォース、ラップタイムを表示。さらにRS専用でマニュアルモードにて理想的なシフトアップタイミングを示す点滅式のインジケーターが搭載された。
アウディRS3スポーツバック 新型各種ドライブモードの変更等は今回、新たに設計されたスポーツタイプのステアリングホイールから行え、ドライビングの没入感高める設計が随所に施されている。
◆ニュルで証明されたクラス最速モデルの発売は10月を予定
新しくなった「RS3スポーツバック」は、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェにて7分33秒123を記録し、クラスの記録を5秒以上、更新している。モデルは、294kW(400PS)の2.5TFSIエンジンを搭載し、0-100km/hを3.8秒で加速。最高速度は290km/hに達する。
しかし、性能向上に付与したのは、そのパワーだけではなく、完全可変トルク配分等の電子制御とRSスポーツサスペンションの相互作用にある。オーバーステアを理想的に引き出すセッティングが施されており、旋回性能とトラクションを両立することに成功している。
アウディRS3スポーツバック 新型「RS3」は2011年のデビュー以来、モータースポーツ志向のデザインに強力なエンジンを搭載したハイパフォーマンスコンパクトとして改良を重ねてきた。今回の新型では、より先鋭したエクステリアに加え、コントロール性に磨きをかけ、ドライビングの楽しさをマシン性能、コックピット空間から味わえるモデルとなった。
「RS3スポーツバック」の価格は6万6000ユーロ(約1071万円)から。
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