日産自動車の米国部門は、大型SUV『アルマーダ』の新型に初のオフロード仕様「PRO-4X」グレードを設定すると発表した。中東などで販売する兄弟車の『パトロール』にはない仕様だ。

新型アルマーダのPRO-4Xは、オールテレーンタイヤ、アプローチアングルの増加、アンダーボディスキッドプレート、電動ロッキングディファレンシャル、アダプティブエレクトロニックエアサスペンションなどを装備している。

日産『アルマーダ PRO-4X』

新型は、ほぼすべてのシーンでの能力向上を目指して開発された。従来モデルと比較して、新しいフレームはねじり剛性が25%向上、横方向の剛性が57%増加している。これにより、乗り心地の向上と音の遮断が実現され、PRO-4Xグレードの強固な基盤が形成された。

PRO-4Xは、標準装備のインテリジェント4WDを備え、電動ロッキングリアディファレンシャル、アダプティブエレクトロニックエアサスペンション、20インチホイールに275/60R20タイヤ、金属製アンダーボディスキッドプレート、アプローチアングルを向上させる専用フロントバンパーを装備している。

日産『アルマーダ PRO-4X』

また、9.6インチの地上高、33度のアプローチアングル、25.5度のブレークオーバーアングル、24.5度のデパーチャーアングルを実現し、あらゆる荒れた路面での走破性をより高めている。

さらに、PRO-4Xには、複雑な地形での運転を簡単にするための複数の技術が搭載されている。8つの選択可能なドライブモード(スタンダード、エコ、スポーツ、トウ、スノー、サンド、ロック、マッド/ラット)が車両システムを最適化し、ヒルディセントコントロールが下り坂での速度管理を支援する。

日産『アルマーダ PRO-4X』

革新的なカメラ技術もPRO-4Xの視界を向上させる。インビジブルフードビューはエンジンベイを「透視」する仮想ビューを実現し、フロントワイドビューは前方の広角視点を提供する。3Dインテリジェントアラウンドビューモニターは、インフォテインメントディスプレイ上で視点を「回転」させ、ほぼあらゆる角度から障害物や危険を確認できる。

外観では、他の日産PRO-4Xモデルと同様に、ラバレッドのアクセントを多用している。これには、機能的なトウフック、ホイールキャップの文字、Dピラーのアクセント要素が含まれる。さらに、LEDフォグライト、ブラックフェンダーフレア、ブラック塗装のドアミラーカバーとルーフレール、ブラック塗装のフロントグリル、PRO-4Xテーマの内装アクセントが特徴だ。

日産『アルマーダ PRO-4X』

また、新しいツインターボの直噴3.5リットルV6エンジンを搭載し、競合車種(ハイブリッドおよびEVを除く)の中で最もパワフルな425hpを発揮する。9速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで、8500ポンドの牽引能力を実現している。

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