日産とホンダがまさかのタッグを組むというが、メインは電動車のプラットフォームを共同で作ること。だが、期待したいのは新型スカイラインの存在で、かつてのようにセダンだけでなくワゴンやクーペを復活させるのはどうか。そう大成功のクラウン作戦で爆裂ヒットを!!!!!!

文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部

■日産ホンダまさかのタッグ!! もしや新型スカイライン登場のキッカケなるかも!?

現行デビュー時は日本でもインフィニティバッジを装着するなど、イメージ一新も図っていたものの……

 2024年8月1日に発表された日産とホンダによる次世代SDVプラットフォームの基礎的要素技術の共同研究開発契約の締結。これは簡単に言うと次世代の無線通信でアップデートをすることが可能な電動車のプラットフォームを共同で開発しましょう、ということになる。

 今では同じプラットフォームを使用していても、乗り味やキャラクターはもちろん、車格などもある程度自由に設定できるようになっている。そのため、従来の兄弟車のようなバッジ違いの単純なものということではなく、各社のキャラクターを明確に差別化できるものになるハズだ。

 そう考えると逆に派生車種なども作りやすくなるということになるのだが、日産を代表する車種のひとつであるスカイラインも変革の時期を迎えることになるかもしれない。

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■改良続けるもフルチェン10年以上なし!! 昔の勢いどこ行った……

400Rなど往年の日産ファン垂涎のグレードを追加するなど頑張っているものの、爆裂ヒットとはいかず……

 日産を代表する車種でありながら、現行型は2014年2月に登場とすでに10年以上が経過してしまっているスカイライン。

 もちろん何もせずにダラダラと売り続けているわけではなく、2019年7月のビッグマイナーチェンジ時には条件付きながら、国産車としては初めてハンズオフ運転が可能となったプロパイロット2.0を搭載したり、ガソリンターボモデルにV6 3.0Lの直噴ツインターボエンジンを設定し、ハイパフォーマンスモデルとして「400R」を設定するなど、進化は続けている。

 しかしさすがに10年以上もフルモデルチェンジをしていないため、販売台数は縮小の一途をたどっており、一時は終売のウワサも流れたほど。ただ日産側はスカイラインを諦めないという声明を出しており、新型が登場する可能性は非常に高いといえるだろう。

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■クーペにワゴン復活もアリ!? クラウンお手本にがんばるのは!?!?

 そこでホンダと共同開発したSDVプラットフォームを使い、電動車のイメージの強い日産車のイメージリーダーとしてスカイラインを再出発させるという筋書きは大いにアリではないだろうか。

 そうなるとホンダもレジェンドを復活させる可能性もありそうだが、日産はスカイラインの派生車種としてクラウンのようにバリエーションを増やすのもいいかもしれない。

 さすがにステーションワゴンは日本の市場が冷え切っているため可能性は低いかもしれないが、登場するタイミングが早すぎたスカイラインクロスオーバーのリベンジを果たしたり、再び2ドアモデルを追加してハイパフォーマンスモデルとして復活させるのも面白そうだ。

 場合によっては2ドアモデルのハイパフォーマンスモデルを“スカイラインGT-R”として再登場させるのも、海外での高い知名度を考えるといい選択肢となるかもしれない。

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