市販車レースの最高峰は「スーパーバイク」と呼ばれ、主に1000ccクラスの4気筒マシンで争われている。これに次ぐ「スーパースポーツ」は600ccの4気筒マシンが主力だったが、2022年からこのクラスが変貌しており、新型YZF-R9もここに投入されるかも知れない。

  文/Webikeプラス  

955ccのパニガーレV2や800cc4気筒まで多種多様に

 「スーパースポーツ」は、レースのカテゴリーでは中間排気量クラスを指しており、2気筒は750cc、3気筒は675cc、4気筒は600ccまでの排気量が定められている。さらに、2022年から「Supersport Next Generation(次世代スーパースポーツ)」のWorldSSPへの参戦が開始されている。

 背景は従来の排気量のモデルの多くが生産終了しているためで、車両やメーカーのバリエーションを増やすために排気量外でも性能を調整することで参入を促そうというもの。2023年にはドゥカティのパニガーレV2(2気筒955cc)がYZF-R6に代わりWSSPでタイトルを獲得している。

 他にもWorldSSPにはトライアンフのストリートトリプル765RS(3気筒765cc)やMVアグスタのF3 800RR(798cc)の3気筒勢も参戦。変わり種としては中国QJMOTORのSRK800RR(4気筒778cc)もファクトリー体制で参戦しており、メーカーや車両の多様化が著しい状況だ。

 そしてヤマハが2025年にリリースするとウワサされている新型YZF-R9も次世代スーパースポーツに加わるかも知れない。エンジンは888cc並列3気筒になると思われるが、電スロや最低重量の調整で標準化されるだろう。それでもドゥカティの牙城を崩すことができるのか注目したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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