軽ハイトワゴンのスペーシアをベースに、樹脂製パーツやバンパーガード、ルーフレールなどでクロスオーバーSUVスタイルとした新型スペーシアギア。圧巻なのは、まるでジムニーを思わせる6本の縦スリットが入ったフロントグリル。軽ハイトワゴンに、本格派クロカン四駆のグリルを移植したのだ! なぜ今回、6本の縦スリットを入れたのか、開発者に聞いてみた。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、スズキ

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■ジムニー顔のスペーシアギア爆誕!

ジムニー顔のスペーシアギアが登場!

 スペーシアベースのクロスオーバーSUV、新型スペーシアギアがデビュー。スペーシアの標準車、スペーシアカスタムと明らかにキャラクターが異なっており、3モデルのなかで一番押し出し感がある。

こちらは先代スペーシアギア

 クロスオーバーSUVスタイルの鉄板装備となる、樹脂製パーツを装備。樹脂製フォグランプ内蔵ヴェゼルやアンダースポイラー、メッキ加飾のフロントバンパーガード、樹脂製サイドパネル、樹脂製バンパー&メッキ加飾のリアバンパーガードなどを装備。コンテナをモチーフにした、ボディサイドのビード形状の凹凸ともマッチしている。

現行ジムニーのフロントグリル

 なかでも丸いヘッドライトと、中央にSのロゴを設置した6本のメッキ加飾の縦スリットが目立つ。こ、これはジムニー顔負けの縦スリットじゃないか! 

 ジムニーの縦スリットは5本でブラックアウトされ、スリットの中はハニカム形状になっている。ちなみにジムニー5ドアのスリットは枠がメッキ加飾だ。

スペーシアギアのフロントグリルに最も近いと思われるジムニーJB23型9型(2012年5月登場)、10型(2014年8月登場)

 ちなみにジムニーが縦スリットを採用したのは1972年5月に登場した初代モデルの第2期、LJ20型からだ。歴代モデルを追っていくと、スペーシアギアのグリルに最も近いのは、1998年に登場したJB23型の最後期モデル、9型(2012年5月登場)、10型(2014年8月登場)。

 グリル中央にSのロゴが設置されており、6本のメッキ加飾の分も6本とスペーシアギアのフロントグリルと似ている。樹脂部分も2台ともに3本の横桟形状なのでほぼ同じ。でもスペーシアギアのメッキ加飾の部分のほうが太い気がするが……。

迫力のある新型スペーシアギアのフロントグリル

 先代モデルのスペーシアギアは最近よく見かけるドット柄だったが、なぜ今回はジムニーのような縦スリットのグリルに変更したのか、開発者に聞いてみた。

 「スズキのクロスオーバーSUVとして原点に立ち返ってみた時に、やはりジムニーの縦型スリットに行き着きました。丸ライトと縦スリットこそがスズキのクロスオーバーSUVではないかと思いスペーシアギアのフロントグリルに採用した次第です」。

 読者のみなさん、ジムニー顔のスペーシアギア、どう思いますか?

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