新電元工業は、10月2~4日に東京ビッグサイト開催される『国際福祉機器展 H.C.R.2024』に、車いす対応のバリアフリーEV充電器「SDQC2F60」を出展する。

脱炭素化に向けたグローバルな取り組みの中、国内でもEVの普及が加速している。交通バリアフリーは、誰もが使える社会インフラとして重要な課題。新電元工業は、車いす利用者に配慮したユニバーサルデザインのEV急速充電器「SDQC2F60シリーズ」を開発した。駐車スペースのバリアフリー配慮だけでなく、設備自体が使いやすい形状となっており、公共福祉施設に適したEV充電スポットとなる。

新電元工業のブースでは、SDQC2F60シリーズ急速充電器の実機を展示する。来場者は車いすでの使用体験ができるほか、実機の見学も行うことができる。

H.C.R.(Int. Home Care & Rehabilitation Exhibition)は、今年で第51回目を迎えるアジア最大規模の国際展示会。ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまで、世界の福祉機器が一堂に会する。

新電元工業は、テレビや照明などの家電製品に使われるパワー半導体「ダイオード」「電源制御IC」や、自動車やバイクの「車載電装品」を主力とするパワーエレクトロニクスメーカーだ。1949年に日本で創業し、世界で活躍するグローバル企業。電源システム機器の開発に特化し、製品ひとつずつに最大限の高効率や最適設計を施している。

EV市場にはいち早く90kWや150kWクラスの充電器を投入し、最新EVの充電体験をアップデートしてきた。「車いすで使いやすいEV急速充電器」は、電力変換装置を回路や構造から開発できる電源メーカーならではのコンセプト製品だ。

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