ヒョンデ傘下のキアは9月24日、テスラの北米充電規格(NACS)に対応したアダプターを、2025年初頭から米国市場で導入すると発表した。

この動きにより、キアの電気自動車ユーザーは北米全土で1万6500基以上のNACS規格DC急速充電器にアクセスできるようになる。

9月4日以降に納車された2024年または2025年モデルの『EV9』および『EV6』の新車購入者に対し、NACSアダプターが無償で提供される。アダプターの配布は2025年初頭を予定している。一方、それ以前に納車されたEV6、EV9、『ニロEV』のオーナーは、後日キアの正規ディーラーでアダプターを有償購入できる。NACS規格の急速充電器へのアクセスは2025年1月15日から可能となる見込みだ。

キアは3種類のNACSアダプターを用意する。「NACS to CCS1」は既存のキア電気自動車がDC急速充電を利用可能にし、「CCS1 to NACS」はNACS対応のキア電気自動車が既存のCCS DC充電器で充電できるようにする。「J1772 to NACS」はNACS対応車が既存のレベル2 AC充電器で充電可能にする。

さらに利便性を高めるため、2025年初頭にはキアアクセスアプリを通じて充電の検索や支払いが可能になる予定だ。車両ソフトウェアのアップグレード後、ユーザーは車載インフォテインメント画面やスマートフォンで充電スポットの検索、ナビゲーション、空き状況、料金確認などができるようになる。

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