ロールスロイスモーターカーズは10月8日、フラッグシップモデル『ゴースト』改良新型のハイパフォーマンスバージョン『ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII』を発表した。
控えめながらもインパクトのあるエクステリアデザインが特徴だ。最も注目すべき点は、ブラック・バッジ・ゴースト史上初となる独自スタイリングが施されたロアグリル。ロアブレーキのエアインテークには新しい形状が採用され、機能的なエアダクトにかけて縦方向に走る2本のダークトーンのクロームストリップが、テクニカルなブラッククロームフレームで囲まれている。
エクステリアの特徴的な要素として、ダーククローム仕上げのスピリット・オブ・エクスタシー像やパンテオングリル、側面の「バッジ・オブ・オナー」が挙げられる。この効果を生み出すため、特殊なクローム電解液を用いた新しいメッキ工程が導入された。各パーツは鏡のようなブラックフィニッシュを実現するため、手作業で精密に研磨されている。
ロールスロイス・ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ IIインテリアでは、ガラス製フェイシアの下からインテリア全体に丹念に施されたテクニカルカーボンの仕上げが特徴的だ。職人たちは、ブラックのボリバルウッドをベースにカーボンファイバーとメタルファイバーを用いて、複雑でありながら控えめなダイヤモンドシェイプの織り合わせ方を考案した。
パワートレインには、強力な6.75リッターV12ツインターボエンジンがハイパワー設定で搭載されており、標準モデルと比較して29ps高い出力と50Nm高いトルクを発揮する。
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