三菱自動車は10月9日、電動SUV『アウトランダーPHEV』の改良新型を発表した。10月31日に発売され、価格は526万3500円からとなっている。

今回の改良では、搭載されるリチウムイオンバッテリーの容量を約10%増の22.7kWhに拡大。これにより、EV航続距離が従来モデルから約20km延長され、「M」グレードで106km(WLTCモード)、その他のグレードで102km(WLTCモード)となった。

PHEVシステムの最高出力も約20%向上し、よりスムーズで力強い加速が可能になった。これにより、高速道路での合流や追い越し時のストレスが軽減されるとともに、エンジン始動頻度が低下し、より静かでEVらしい走行が楽しめるようになっている。

燃費性能も向上し、ハイブリッド燃料消費率(WLTCモード)は「M」グレードで17.6km/リットル、その他のグレードで17.2km/リットルを達成。これは従来モデルからそれぞれ1km/リットル程度の向上となる。

外観デザインも一新され、フロントグリルやスキッドプレートのデザイン変更、リアコンビネーションランプのスモークタイプ採用などにより、より力強く洗練された印象となっている。内装では、セミアニリンレザーシートのデザイン変更や新色「ブリックブラウン」の採用により、質感が向上している。

装備面では、12.3インチの大型ナビゲーションディスプレイやシートベンチレーション、デジタルルームミラーなどが新たに採用され、快適性と利便性が向上している。

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